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杏林大学医学部 循環器内科学教室
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肺高血圧症

肺高血圧症

杏林大学病院循環器内科 「PHチーム」 は、肺動脈性肺高血圧症(PAH)、慢性血栓塞栓性肺高血圧症(CTEPH)を中心とした肺高血圧症全般、さらに急性肺血栓塞栓症の診療を専門に行うチームであり、当院は肺高血圧症専門施設です。
当院では国内有数の患者さんを診療しており、関東甲信越をはじめ全国から紹介を受けています。
2009年に佐藤徹前教授の着任以来、専門診療・教育・研究を柱として、日本のPH診療をリードする施設のひとつとなっています。

専門性と診療実績

  • バルーン肺動脈形成術(BPA)
    当院は日本循環器学会より認定を受けた全国25施設のみのBPA指導施設です。また、国内で14名しかいない学会認定BPA指導医も在籍し、後進育成を通じて全国のPH診療水準向上に貢献しています。
  • 急性肺血栓塞栓症への高度救急対応
    杏林大学病院の高度救急医療体制を活かし、重症急性期から慢性期まで切れ目のない診療を実現しています。

患者さんへのメッセージ

私たちは Shared Decision Making(共有意思決定)を重視しています。
患者さん一人ひとりの価値観を尊重し、予後の改善のみならず生活の質(QOL)の向上を第一に考えています。豊富な臨床経験と最新のエビデンスに基づき、患者さんと共に最適な治療方針を築いていく診療を実践しています。

医療機関の先生方へ

肺高血圧症は早期診断・早期介入が予後を大きく左右する疾患です。
当院では、診断が確定していない症例や疑い例も含めて、できるだけ早期にご紹介いただくことをお願いしております。また、「紹介患者さんを断らない」ことを信念に掲げ、先生方と緊密に連携して診療を進めてまいります。

研究・教育と学術的貢献

当院は、豊富な診療経験を基盤に臨床研究や国際共同治験に積極的に参加しています。
特に、国内に先駆けて導入した 侵襲的心肺運動負荷試験(iCPET)により、詳細な病態評価と個別化診療を実現。こうした取り組みは国内外から高く評価され、診療拠点であると同時に、研究・教育面でも日本のPH診療を牽引する施設として注目されています。