toTOP

杏林大学医学部 循環器内科学教室
menu

トップ > 学生・研修医の方へ > 研修システム

研修システム

研修システム

循環器内科専門研修の概要

・初期研修

卒後2年間の初期研修ローテーションにおいて、循環器内科は必修科目となる内科6科の中の1科として、また選択科目として選択可能です。
http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/edcenter/

・後期研修

初期研修終了後の3年間は、内科専門医取得を目標とした内科専攻医のプログラムを用意しており、大学病院と連携病院で研修します。
総合研修センター 専門研修プログラム
http://www.kyorin-u.ac.jp/hospital/edcenter/index.php/lt_training/lt_program

初期研修終了時点で専門領域を決めて循環器内科に入局することも可能ですし、内科全体を更に学んでから専門領域を決めたい方は、3年間各内科を研修した後に専門内科の入局を検討することも可能です(内科専門医育成総合コース)。

初期研修終了時に循環器内科に入局すると、循環器内科専門医育成を目指したプログラムが提供されます。卒後3―4年目は大学病院での研修が主体であり、48週間は循環器内科で各サブスペシャリティのグループに所属して循環器専門力のベースとなる知識・手技を学びます。残りの期間は他の専門内科・救急総合診療科の研修を通して内科総合力を身に着けます。卒後5年目は連携病院で、信頼できる指導医のもと循環器内科診療をより主体的に学びます。

・後期研修後専門研修

内科専門医育成総合コースを選択した方は、後期研修後に循環器内科に入局することは可能です。また他施設の研修機関で後期研修をされた方へのキャリアパスの提供も、柔軟かつ積極的に受け入れております。大学病院で循環器診療の全般的な経験を積みながら、自身の希望も踏まえた循環器サブスベシャリティ研修を行い、内科専門医・循環器専門医の取得を目指します。

診療・教育体制

循環器疾患は、虚血性心疾患、不整脈、弁膜症、心不全、肺高血圧症、大動脈疾患、末梢血管疾患、およびそれぞれの循環器救急疾患など多岐にわたります。

循環器内科では、これらの循環器疾患に関して高度な専門的知識と技術、経験を兼ね備えた、最善の医療を提供できる循環器専門医を養成することをめざしています。
それと同時に、医師である前に社会人としての常識を備え、道理・条理をわきまえ、医師であることの倫理観や道徳観を身に着け、患者の痛みや苦しみに対する理解と配慮ができる医師を育てています。

杏林大学循環器内科の研修プログラムの特徴は、大学病院でありながら圧倒的な症例数つまり「臨床経験」です。3次救急医療センターを備えているため、多くの循環器救急疾患が搬送され、多くの症例を経験することができます。

循環器内科は、不整脈、虚血性心疾患/構造的心疾患(SHD)/末梢血管疾患、心不全/心臓リハビリ、心エコー、肺高血圧の5つのグループより構成され、風通しの良い緊密な連携体制のもと診療を提供しております。また、臨床での疑問を解明すべく様々な臨床研究が、グループの垣根を越えて実践しているのが特徴です。
若手の先生方の積極的な学会活動を奨励し、指導医によるきめ細かい指導のもと、学会発表(主要国際学会)、論文作成(臨床研究や症例報告)を頑張っています。

難治性不整脈や肺高血圧症など、杏林大学ならではの難治性稀少疾患や高度先進診療の診療を学べることは当院の教育プログラムの強みです。症例検討会では、臨床の第一線で活躍する専門スタッフによるミニレクチャーがあり、最先端の診療について文献学的考察を踏まえた内容となっています。循環器の最新トピックを学ぶ機会となります。

SHD治療を提供するハートチーム、心不全包括的ケアや重症心不全診療を提供する心不全チーム等、チーム医療にも力を入れています。心臓血管外科、麻酔科、形成外科、放射線科といった診療科や、緩和ケアチームとの連携に加えて、多職種を交えた専門性の垣根を越えたカンファレンスが活発なことも特色の一つです。

それぞれのキャリアパスの希望をかなえるための研修や教育体制を提供しています。

女性医師が増えてきていることから、出産・育児を行いながらキャリアを積むことに対して、可能な限り協力体制をとっています。各医師の希望に合わせて、外来・検査業務に従事し、サポート体制を敷きながら病棟業務を担当します。
また、国内外の留学も積極的に受け入れています。
当科の大学病院における診療、カンファレンスの週間スケジュール表を下に示します。

連携病院での研修

主な出向先
済生会宇都宮病院 http://www.saimiya.com/
群馬県立心臓血管センター https://www.cvc.pref.gunma.jp/
足利赤十字病院 https://www.ashikaga.jrc.or.jp
さいたま市立病院 https://www.city.saitama.jp/hospital/index.html
立川綜合病院 https://www.tatikawa.or.jp/tatikawa/
東京歯科大学市川総合病院 http://www.tdc.ac.jp/igh/tabid/734/Default.aspx
仙台厚生病院 https://www.sendai-kousei-hospital.jp/
佼成病院 

認定医・専門医の取得

当院で取得可能な認定医・専門医

  • 日本内科学会
       認定医・専門医(認定教育施設)
  • 日本循環器学会
       専門医(認定研修施設)
       経皮的肺動脈形成術実施医(BPA指導施設)
  • 日本心血管インターベンション治療学会
       認定医・専門医(認定研修施設)
  • 日本不整脈心電図学会
       専門医(認定研修施設)
  • 日本臨床補助人工心臓研究会
       植込型補助人工心臓管理医
  • 日本超音波医学会
       専門医(専門医研修施設)
  • 日本心臓リハビリテーション学会
       指導士・認定医(認定研修施設)
  • 日本高血圧学会
       専門医(認定研修施設)
  • 日本経カテーテル心臓弁治療学会
       実施医・指導医