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杏林大学医学部 循環器内科学教室
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先輩医局員から①

先輩医局員から①

三浦 佑介(2017年入局)


① 循環器内科に入局したきっかけ
もともと学生の頃から循環器という学問に対して漠然とではありますが興味を持っていました。しかし、いざ研修医になると、外科の面白さにも魅了され、どちらの科に入局するか非常に悩んだのを今でも覚えています。
循環器内科に入局した決め手は、秒単位で患者の容態が変化していく循環器救急の現場で、薬物療法だけでなくカテーテルや人工心肺などのデバイスを駆使して救命に全力を注ぐ先輩医師の姿を見て、純粋に「かっこいい」と感じたことです。またそんな重症患者が最後には歩いて退院していく姿を見て、自分もこんな仕事がしてみたいと憧れたのがきっかけでした。
実際に循環器内科医として2年働いてみて、現実はそんな素晴らしい経験ばかりでなく、辛く苦い経験をすることも多々ありましたが、日々学びとやりがいを感じながら生活しています。

② 当医局の特徴と後期研修について
当医局は虚血性心疾患+末梢血管疾患、不整脈、肺高血圧、CCUと分野毎に病棟チームが編成されており、いずれの分野においても高い専門性を持って学び、臨床を実践できる環境が整っています。また、なんといっても3次救急外来を有しており、他ではなかなか出会うことのないような重症心疾患患者の割合が非常に多いのも特徴だと思います。
後期研修では各チームを数ヶ月毎にローテートし、それぞれの分野を集中的に勉強し、診療する期間が与えられます。先輩医師の指導のもと、多くの手技を術者として経験することもできます。若手医師にも平等にたくさんのチャンスが与えられるのは、当医局の素晴らしいところだと思います。
勉強会や症例検討会、抄読会も毎週行われ、自分がプレゼンターに任命されれば、知識の整理になるだけでなく、学会発表や論文作成の糧にもなります。

③ 入局を考えている先生へのメッセージ

循環器疾患は他と比べ、秒単位で容態が変化するため、特に当直などで怖いと感じる先生も多いかもしれませんが、当医局はオーベンやオンコール含め、必ず複数人体制で診療にあたるので、そういった心配は少ないです。
当直業務(月4, 5回)や初診外来、心電図診断(ホルター心電図、トレッドミル)など、レジデントとしての仕事は他にもあり、忙しくないと言えば嘘になります。ただ、個人的にはある程度忙しい方がプライベートも充実するものではないかと思います。空いた時間、何をしてどう過ごすか、どうリフレッシュするか考え、計画を立てるのが僕は好きです。循環器内科に少しでも興味を持つような研修医の先生であれば、後悔なく充実した生活を送れると確信しています。
循環器の魅力を語ると話は尽きませんが、少しでも興味を持っていただけたら是非一度見学にいらしてください。杏林の研修医の方はいつでも気軽に連絡してください。一緒に若手のパワーで活気のある医局にしていけたらと思います。

例:レジデントの1週間(虚血チーム)