toTOP

杏林大学医学部 循環器内科学教室
menu

トップ > 冠動脈石灰化病変に対するカテーテルによる血管内破砕デバイス(SHOCKWAVE™︎)を導入しました

冠動脈石灰化病変に対するカテーテルによる血管内破砕デバイス(SHOCKWAVE™︎)を導入しました

冠動脈石灰化病変に対するカテーテルによる血管内破砕デバイス(SHOCKWAVE™︎)を導入しました

2023.10.04

冠動脈の高度石灰化を伴った動脈硬化性病変に対する新たな治療デバイス(SHOCKWAVE™︎;Intravascular Lithotripsy)を導入しました。もともと腎・尿路結石の治療に用いられていた体外衝撃波治療を応用して開発されたデバイス¹⁾で、海外では末梢血管(足の動脈)の治療を中心に以前から使用されています。特に透析患者さんを中心に認められることの多い、カルシウムが沈着し硬くなった高度石灰化狭窄に対する治療は、これまで心臓カテーテル治療の課題とされてきました。Intravascular Lithotripsy(IVL)は衝撃波を血管内から照射し石灰化を破砕することにより、安定したステント拡張を得ることができます。患者さんにとっては身体的負担が少なく、合併症も極めて少ないとされています。まだ国内でも使用可能な施設は少なく、現在使用されているロータブレーター™︎やダイアモンドバック®と使い分けることにより、治療成績の飛躍的な向上が期待されます。

名称未設定.jpg

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S193687982100501X?via%3Dihub

←What's New一覧