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杏林大学医学部 循環器内科学教室
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教授ご挨拶

教授ご挨拶

副島 京子

杏林大学医学部循環器内科学教授
副島 京子

2018年4月より教室主任を仰せつかりました。
日頃からご指導いただいております諸先輩方、忙しい臨床業務に加えて研究、教育を頑張ってくれている医局員の皆さんに心から感謝致します。

私は米国のHarvard大学病院、Miami大学にて8年にわたり循環器医として勤務しておりました。その際に経験した、日本に必要と感じていた米国の循環器診療・教育システムを積極的に取り入れています。

循環器内科は、病気の性質上緊急性の高い患者が多いため、患者情報を医局員全員で共有し迅速な対応ができるように心がけています。毎朝8時に当直医を交え新入院カンファレンスを行い、前日の新入院患者の診断、治療方針などを話し合います。火曜日の朝は各チーム(虚血、不整脈、肺高血圧、非侵襲チーム)が交代で担当し、症例カンファレンスを行います。臨床医として必要な診断と最新治療、さらには救急患者の多い当院ならではの珍しい症例などを学びます。診察所見・検査所見から正しい診断に結びつけることが最初の一歩です。当科には各分野の第一人者が多く在籍し指導に当たっていますので、最新の知識を得ることが可能です。さらにMorbidity & Mortalityカンファレンスを月一度行い、診断や治療に関連した問題点、合併症、死亡症例の検討などを行い、貴重な経験を皆で共有するようにしています。

医局は家庭に例えられると思っています。家族以上に過ごす時間が長い日もあるでしょう。お互いに思いやり、助け合い、そして切磋琢磨できる環境を作って行きたいと思います。カンファレンスなどは、家族が一緒に食事をするのと同じ "同じ釜のご飯を食べる"ことだと考えており、和気あいあいながら、時に厳しくお互いが成長できるようにしたいと思います。

目 標

  • 医局員は臨床能力・知識の向上を図るとともにテーマを持って研究を行うこと
  • 日本でも屈指の循環器内科(臨床面・研究面)となるよう"症例数"とともに"質"を向上させる こと
  • スタッフは若手の医局員がその目標に到達できるように指導・協力すること

そして私の役目は皆がmotivationを持って仕事ができるように環境を整備し、教育環境を整えることと考えております。

最後に私の大好きな詩の一編を送って終わりたいと思います。

「時を越えた美しさの秘密」
物は壊れたら復元できないけれど、人は転んでも起き上がり、失敗してもやり直し、挫折しても再起し、誤ちを正し、何度でも再出発できる。決して誰のことも見捨ててはいけない。 人生に迷い、助けが必要なとき、いつもあなたの手の少し先に救いの手がさしのべられていることを忘れてはいけない。 年を重ねると、人は自分にふたつの手があることに気づく。
ひとつは自分自身を助けるため、そして、もうひとつは他者を助けるため

サム・レヴェンソン『時の試練をへた人生の知恵』

二つの手があることを自覚し、医局員のみなさんをさらに高いところに上がるように手を貸したいと思います。そして次はみなさんの番です。自分の下の仲間をどんどん助けて皆で楽しく、成長して行きましょう!仲間を募集しています。

杏林大学医学部循環器内科学教授
副島 京子